MISSINGPARTSシリーズとは?
ミッシングパーツは当初ドリームキャスト(DC)版としてリリースされました。
シリーズは全6話から構成された、連作推理アドベンチャーゲームです。

DC版では、1・2話をMISSINGPARTS the TANTEI storiessとして2002年1月に発売。
続いて2002年10月にMISSINGPARTS2(3・4話収録)、
そして2003年7月のMISSINGPARTS3(5・6話収録)でシリーズは完結しました。
DC市場での新作タイトルが全体的に減少傾向の中、
数少ないオリジナルタイトルとして投入。
推理に集中出来るオーソドックスなシステムや、軽妙なキャラクター描写、
膨大な分岐とそれに則した描写によって実現された推理のリアリティ、
そして全6話におよぶ壮大な世界などで高評価を得ました。

その後、1〜3話をMISSINGPARTS sideA(2003年11月)
4〜6話をMISSINGPARTS sideB(2004年2月)として、PS2版に移植。
長きに渡ってお客様にご支持頂き、
2007年初頭まで、定番商品として出荷を続けてまいりました。

主人公は、探偵見習の真神恭介。ひょんなことで探偵事務所で働くことになりましたが、
前所長は失踪中。現所長はズブの素人。
苦労が絶えない恭介ですが、愉快で頼もしい個性的な仲間たちに支えられ(?)、
次第に探偵として成長していきます。
1〜6話それぞれは各話で完結しますが、
随所に散りばめられた伏線が5〜6話にかけて収束して行く様は圧巻。
是非とも、sideA・sideBを通して連作ならではの壮大な世界をお楽しみください。

蛇足ですが、当社ソフトの中でも、最も女性ユーザーの支持を受けた作品です。
難しい操作等は皆無。地道に情報を集めじっくり推理すれば、
必ず「探偵ランクA」を:ゲット出来るはず。是非、チャレンジしてください。


ゲームシステムと6話の構成


画面上のテキストウインドウに
表示された文章を
読むことにより進行します。

移動は操作の基本
情報は足で稼ぐ。
労を惜しまずに歩け歩け。

聞き込みで重要情報を拾え。
でも、そんなこと教えちゃって
いいの?氷室刑事。

少しみづらいけど虫メガネ。
死体は物言わない・・・
といことはないはず。

現場に残された物品は、
重要な証拠品だ。
くまなく調べよう。

選択肢。捜査の方向性だけ
ではなく、好感度にも影響して
くるので要注意。

行き詰った時は人物ファイルを
開いてみる。捜査を進めれば
オートで蓄積される。

書庫整理。片付いてないので
玉石混交。勘弁して下さい、
失踪中の前所長!

終盤には、『爆弾解除』なんて
おっかないイベントも。
落ち着いて、じっくり考えて。


ストーリー

             MISSINGPARTS
sideA nice price!

file 1 <鳴らないオルゴール>

真神恭介(まがみきょうすけ)は、行方不明の所長に成り代わり代理をつとめる鳴海京香と
ともに探偵事務所を切り盛りしている。
また、京香とは腐れ縁である月嶋成美の経営するアンティークショップの雑用もこなす。
ある日壊れたオルゴールがショップに持ち込まれたことが発端となり、
恭介は名門木原家の養女である盲目の少女・潤と関わることに。
・・・当主亡きあと、木原邸内外で次々に起こる殺人事件、
そして複雑で歪曲した人間関係。
恭介は事件解決のため奔走する。

file 2 <赤いカメオ>
ユニット結成のためのオーディションで最終審査まで残ったアイドルが謎の死を遂げる。
一度は自殺として処理されたものの、
調査を依頼された恭介は数々の不審な出来事に遭遇する。
ネット上で氾濫する奇妙な噂。そして新たな殺人事件が・・・。
現場に残されたカメオに謎を解く鍵があるのか。
芸能プロダクションとTV局を舞台に錯綜する人間模様に、恭介が斬り込む。

file 3 <託されたペーパーナイフ>
恭介の良き相棒(?)である「謎の関西弁」白石哲平に、
理由も告げず一本のペーパーナイフを預けたまま失踪した舎弟の亮太。
亮太を追う二人の前に現れる中国人の少女「涼雪」。
殺人事件はまるで恭介たちを試すかのように次々と発生。
そして次第に明らかになる中国黒社会の存在。
恭介とともに大活躍する哲平の出自も明らかに!?

             MISSINGPARTS
sideB nice price!

file 4 <傷ついたテディベア>

哲平の入院先に通院していた奈々子の学校の教員が変死。
しかし彼には殺される理由が微塵も感じられない。
奈々子に依頼された恭介は調査を開始するが、今度は病院内で医師が転落死。
事件の鍵は入院中の少女が持つテディベアに?
おぼろげながら姿を見せ始めた大組織に挑む恭介。
しかしまたしても新たな殺人事件が!!

file 5 <迷いの懐中時計>
久しぶりにスピリットに集まり飲んでいた夜、
店を出た途端またしても殺人現場に遭遇する恭介達。
現場から逃走する不審な人影を目撃、しかしその姿を見た京香はなぜかひどく動揺し、
この事件は自分が調査すると主張する。
戸惑いながらも一旦は任せるが、やはり上手くいかない。
恭介が独自に調査を進めると、無関係と思われていた別の事件に行き当たる。
単なる殺人事件ではないと感じた恭介は、
ついに鳴海誠司の残した資料を読み解くことに…

file 6 <追憶のペンダント>
新築されたイベント会場で開催されるチャリティコンサートに出席するため、
潤(第1話登場)が帰国するという。
出迎えに行こうとした恭介達の前で、久蔵が襲撃された。
かつて手がけたすべての事件を辿る推理と誠司の残した資料から、
敵は強大な組織だと察していた恭介は、
潤の兄・浩司や、やはりイベントで再会したアイドル唯(第2話登場)達の協力を得て、
組織の正体を探り始める。